配当利回り

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株で儲けるには一般的に安く買って、高く売り売却益(キャピタルゲイン)で稼ぐというイメージのほうが強く感じますが、配当金だけで利益(インカムゲイン)を出している投資家も少なくありません。

配当金とは会社が利益を出した中から一部を株主に還元するお金の事で基本的に1年に1回か2回還元されます。

配当利回りとは、買った株価に対して1年間に何%の配当金をもらっているかを示したものです。

 

 

 

計算式

配当利回り(%)=1株当たりの配当÷株価×100

例えば

株価2000円 1株当たりの配当40円 の場合

40÷2000×100=2%となります。

1000株保有していれば、年間40000円の配当金がもらえます。

 

増配とは

言葉の通り配当金が増えることを増配といいます。会社により利益が増えていくにつれ増配する会社もあれば利益が変わらなくても増配する会社もあります。

ですが、増配は会社の業績が好調だったり堅調の場合が多く優良企業といえる場合が多いですし、将来の業績の自信の表れで増配をする会社もあります。

その反対に配当が減ることを減配といい、配当がない場合を無配といいます。

 

高配当株の注意点

配当利回りは配当が増配しても上がりますが、株価が下がっても上がります。

ですから、その会社がしっかり利益を出しているのか、数年のチャートを見て右肩下がりではないのかをチェックするのが望ましです。

株価が右肩下がりで、利益も減っていれば、減配や無配になる可能性もありますし、株価自体も下がり大きな含み損になる可能性もあります。

 

権利確定日

会社によって違いますが、権利確定日は月末、特に9月30日や3月31日の会社が多くなっています。

注意事項として、権利確定日の2営業日前の権利付き最終日に持っている必要があります。

下のカレンダーでいうと、

29日→権利付最終日 持っている必要有

30日→権利落ち 売っても配当の権利有

31日→権利確定日 

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まとめ

配当金を目当てに株を保有している投資家は多く、増配が続き利益も安定している会社の株価は下がりにくいといえます。その他、キャッシュフローの現金及び現金同等物が問題なく安定してあれば、今後も配当を継続できる条件がそろっているといえます。

補足として、配当利回りや優待券が良い会社の株価は、権利付き最終日の数か月前から上がって権利落ち日が過ぎると下落する事もよくありますので、権利付確定日の直前に買うのではなく余裕を持って数か月前からその会社の株価をチェックしておき、余裕を持って買っておくのがいいかと思います。