VWAP(ブイワップ)
VWAPとは
VWAP(ブイワップ)とは、英語のVolume Weighted Average Priceの頭文字をとった略で、日本語では出来高加重平均と呼ばれています。
その日の平均約定価格を表しています。
例えば
その日の約定価格が
700円 → 200株
900円 → 200株
1000円 → 1000株
の場合は、
700円×200株+900円×200株+1000円×1000株=1,320,000
1,320,000円÷1400株=約942円
という感じでになります
平均で942円ということになります。
VWAPの使い方
VWAPはデイトレをする方がよく使う指標で、チャート上に表示して、株価がVWAPより上で推移していれば支持線として機能しやすくなるポイントの為、買いで入る、株価がVWAPより下で推移していれば抵抗線として機能しやすくなるので、空売りや下で買った場合に利確するなど使い方があります。
あとはスイングや中期で買いたい場合でもその日の高値で買うより、VWAP付近に戻ってきたら買うなどとしたほう少しでも安く買えるので参考にするのもいいかもしれません。
参考例 ↓
青い線がVWAP 支持線として機能
青い線がVWAP 抵抗線として機能
なぜVWAPが支持線や抵抗線になるのか
やはり機関投資家など大きい資金を持っているところが、そこの価格を目安に買っているということではないでしょうか。
ただし、機関投資家はそれなりの出来高の大きい会社でないと取引をしない為、時価総額が小さく出来高が少ない会社のVWAPは、支持線や抵抗線としてあまり機能しません。VWAPを参考に使うのであれば東証一部などの出来高、時価総額がある程度あり流動性がある銘柄がいいと思います。
注文方法においてもVWAPギャランティ取引といいうものがあり大手証券会社、大和証券やみずほ証券がサービスを提供しているので一度見てみてはどうでしょうか。
まとめ
VWAPが支持線や抵抗線として機能しやすいといっても、銘柄によってはまったく機能しなかったり、機能しやすかったりするので、まずは、個々の銘柄の過去のチャートを見て検証するのが大切です。
最近よく目にするのが、VWAPを少し割ったところから再び上昇する事もあります。私なりには、機関投資家などが一回損切をさせるなどしてから買っているようにも見えます。
移動平均線や一目均衡表を目安にするのもいいですが、単純で簡単なVWAPも私なりには非常に役に立つ指標と思います。