PER
PERとは株価収益率の事ですが利益と株価の関係を表していて、割安性を測ることができます。一般的に、PERが低ければ割安株といわれ高ければ割高といわれます。
僕も株を始めた頃は、このPERをすごく意識して、低い会社を探していたりしました。
業種や会社の規模によっても平均のPERは違います。10月17日時点での、日経平均PERは12.6倍です。
こちらに業種別のPERが載っています↓
計算式↓
PER=株価÷EPS(1株利益)
PERの変化としては 株価が下がるとPERも下がります
株価が上がるとPERも上がります
利益が増えればPERは下がります
利益が減ればPERは上がります
企業のPER
会社名 | コード | PER | 株価 |
---|---|---|---|
トヨタ自動車 | 7203 | 9.6 | 7,383円 |
NTTドコモ | 9437 | 16.3 | 2,845.5円 |
東京エレクトロン | 8035 | 21.1 | 21,965円 |
ファーストリテイリング | 9983 | 39.8 | 68,260円 |
オリエンタルランド | 4661 | 84.5 | 16,780円 |
ソニー | 6758 | 16 | 6,510円 |
三菱商事 | 8058 | 6.8 | 2,677.5円 |
UUUM | 3990 | 100 | 4,685円 |
※10月17日 現在
例えば、トヨタのPERが9.6倍に対して、UUUMは100倍です。なぜこんなにも違うのか、いろいろな要因がありますが時期により、輸出関連銘柄は、将来不安要素で下がっていたり、例えばUUUMは人気ユーチューバーら多数のクリエイターを支援するビジネスを展開する新興企業です。決算はというと右肩上がりで利益率が年々上がっています。多くの投資家が将来更に時価総額が大きくなると思い
期待で買っているため今の利益に対する(正確には来期の会社予想の利益)PER(収益倍率)なのです。
今のUUUMの時価総額は880億位ですが、仮に急成長して今の10倍位の時価総額(株価も10倍)8800億位になったと仮定すると単純にPER10倍という事になります。
このように、グロース株(成長株)はPERがかなり高い企業が多いです。このようなグロース株は何倍もの株価になったりしますが、収益率が鈍化すると暴落します。
一方、低PERで大きい企業というのは、比較的株価の値動きもそこまで大きくないと思います。あとは、将来の業績不安で株価が下がりPERも下がっている企業もあります(例えば、銀行関連やJTなど)
結論をいいますと、配当金目的などで長期保有目的なら、低PERの大型株を買うのがいいかと思います。業績悪化や将来期待薄の低PERの会社は注意が必要。
将来資金を何倍にも増やしたいのであれば、高PERのグロース株もありかと思いますが、成長期待がなくなればかなり下げるので注意が必要です。